SEO上位記事を参考にしつつ「パクリ」を避けるには?Googleの考え方や対策を解説!

パクリを避けるのサムネイルWebライティング
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検索上位の記事構成をマネするとき、パクリにならないか心配…

これは先日、個人のビジネスオーナーに向けた「SEOを意識したブログ記事の書き方」の講座を開催した際にいただいたご意見です。

「上位に表示されている記事は読者満足度が高いので、記事を書く前にチェックして参考になるポイントは取り入れましょう!」とお話ししたところでの質問でした。

チキンくん
チキンくん

結論から言えば、記事の内容までマネするのは「パクリ」ですが、構成からポイントを取り入れるのは「参考」になります。

ただし非常にセンシティブな問題なので、慎重に扱うべきであることは確かです。

安心して記事を書くためにも、オリジナリティの持たせ方について整理しておく方がよいでしょう。

本記事では、以下の情報をまとめました。

この記事でわかること
  • 「パクリの記事」に対するGoogleの姿勢
  • ライター界隈でのコピペチェックの常識
  • オリジナルな内容を書くコツは「体験」である
  • パクリにびびりすぎてはいけない

ブログの読者に対して本気でいい情報を伝えようとしている人ほど、本記事を読んで安心できると思います。

上位記事を参考にしながら、質の高いオリジナルコンテンツを提供するために、ぜひ最後までご覧ください。

「ただのパクリの記事は低品質だ」がGoogleの姿勢

他のサイトのコンテンツ(記事の内容)をコピーするのは良くないと、Googleの公式サイトでも公言されています。

コピーコンテンツ(パクリ記事)についていくつかのページで言及されていますが、そのなかでも重要だと僕が感じた内容は、以下の3ヶ所です。

高品質のソースからのものであるとしても、無断で複製しただけのコンテンツは、サイトで他の役立つサービスやコンテンツを提供しない限り、ユーザーに付加価値を提供するとはいえません。

無断複製されたコンテンツ | Google 検索セントラル

Google では、無断複製されたページや、オリジナルのコンテンツがほとんどなくユーザーにとって価値のないページを表示することでランキングに入ろうとするドメインに対して、処置を取ります。

質の低いコンテンツがサイトのランキングに与える影響 | Google 検索セントラル

Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っていないと判断した場合(中略)ページやサイトの掲載順位が下がる、または検索結果から除外される原因となります

手動による対策レポート – Search Console ヘルプ

要するに、コピペしただけだったり、言い回しを変えただけで内容は同じだったりしたら、ユーザーにとっていい記事とは言えないから、検索結果で悪影響を与えるね。って話です。

ナマケモノくん
ナマケモノくん

パクリかどうかの基準って、Googleどう判断しているんだろう…

チキンくん
チキンくん

明確な基準は書かれていないけれど「読者に新たな気づきを与えられているだろうか」と言う視点は、常に持っておくべきだと思うよ。

パクリかどうかという非常にあいまいなラインで悩むよりも、読者に新しい気づきを1つでも多く与える努力をする方が健康的です。

結果として、新しい気づきが多い記事はパクリではなくオリジナルな内容となっていくでしょう。

ライター界隈では「コピペチェック」という慣習がある

残念な話ですが、Webの記事を書いて報酬を受け取るライターの中には、他人の記事をコピーして提出する人が存在します。

いわゆる丸パクリの記事です。

発注者としてはたまったもんじゃありません。「検索順位が〜」なんて話ではなく、オリジナルの保持者に迷惑がかかりますし、著作権保護法に抵触する可能性もあります。

そこで活躍するのがコピペチェックツールです。

Webメディアの編集者はライターから提出された記事をコピペチェックツールに通し、しっかり自分で書いた記事なのかを確認します。

コピペチェックツールは入力された文章とWeb上の記事の内容を比較し、一致率や類似率を教えてくれます。

ライター界隈では一致率50%くらいまでは許容されることが多く、70%を超えると悪意のあるコピーコンテンツだと判断されます。

ナマケモノくん
ナマケモノくん

パクリかどうかが数値で見えるのはとても助かるね!

チキンくん
チキンくん

どうだろう…、僕自身としては、数字よりも読者が読んでどう感じるかの方が大事な気がするよ。この辺は意見が割れるところだね。

コピペチェックの無料のツールもありますので、ご興味がある方はご自分の記事をチェックしてみてもよいかもしれません。

オリジナルな内容を書くコツは「体験」を入れること

Googleが発信する内容は、コピーしただけのコンテンツには価値がないから、オリジナルな内容で読者に発見を与えてくれ。というものでした。

ナマケモノくん
ナマケモノくん

ネットには情報があふれているのに、今さらオリジナルな内容なんてある?

チキンくん
チキンくん

発信者の体験がつまった記事はオリジナリティが高くなるよ。同じ体験をしている人なんて居ないからね

記事に盛り込む体験は特殊なものである必要はありません。日常の些細な体験でも十分差別化できます。

たとえば AとB 2つの整骨院があり、それぞれ腰痛に効くストレッチについての記事を書くと仮定しましょう。

整骨院Aは、交通事故をキッカケに通い始めた人が多いため、ストレッチのやり方以外に後遺症についても解説することにしました。

整骨院Bは出産前後の腰痛ケアで来院されるお客様が多いため、妊娠や出産による体の変化や、子育てについての労いの言葉も書きました。

すると、AとB両者がまったく同じストレッチを紹介したとしても、それぞれにオリジナリティがありますよね。

SEOを意識して上位記事を参考にしたとしても、体験を盛り込めばオリジナリティの高い記事になります。

パクリにびびりすぎてもいけない

パクリにびびりすぎて、余計なことばかり書いてしまわないように注意してください。

オリジナリティのある記事を書くのが難しい記事では、ついつい余計なことを書いて独自性を出そうとしてしまいます。

なにかの手順を解説する記事は、その代表例とも言えるでしょう。

たとえば「YouTubeに動画をアップする手順」を解説するため、記事を書く前に上位記事の内容を見てしまうと、書く予定だったものとほぼ同じ内容の記事が見つかるはずです。

「神社のお参りの仕方」や「ネクタイの結び方」でもいいですが、ともかくそういった情報はオリジナリティを持たせにくいです。

だからといって余計なエピソードを入れたりしても、読者が喜ぶ内容でなければ意味はありません。

パクリになりそうなときでも慌てず、読者が求める情報を淡々と書くことをおすすめします。

経験から言えば、読者のためを思って紡いだ言葉はしっかりオリジナルなコンテンツになっている可能性が高いです。

上位記事を見て「書こうとした内容そのまま」な記事を見つけたら、書こうと思ったそのままを書いてください。

読者を思って書くのが、結局一番よい結果につながると思います。

まとめ|読者が満足するための努力を惜しんではいけない

記事のパクリはやってはいけません。

それなのにパクリと参考に明確な境界線はないため、ブログ記事を書く我々はつねに悩み続けることになります。

とはいえ、ネット上に存在する記事の中からピックアップして上位表示してもらうためには必要な努力といえるでしょう。

現在の上位表示を参考にしながら体験談を盛り込み、より読者満足度の高い記事を仕上げる必要があります。

ときにはパクリを恐れない勇気も必要です。

試行錯誤しながら、努力を惜しまずに情報を発信していきましょう。

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